玄関を入ると、家の中の雰囲気がいつもと違う。
今日から4日間、二男夫婦が孫を連れて泊まりに来ているからだ。
テレビの音も話し声も、いつもより控えめだ。
リビングで息子に抱かれている孫は小さくて、ふにゃふにゃしている。
甘えた泣き声も小さくて”赤ちゃん赤ちゃん”している。
ご機嫌に手足をバタバタさせている姿や、時折見せる笑い顔、眠そうなあくび、見ていて飽きない。
時間がゆっくり流れていく。
そして3日目に初めて孫とお風呂に入った。
最初はぐずっていたものの、湯舟に浸かると気持ちよさそうに鼻の下を伸ばしていた。
この子はお風呂が好きなようだ!
湯舟にプカプカ浮かび、お腹にガーゼをのせ、両手を握った姿はラッコのようで可愛い。
もっと長く入っていたかったけれど「そそそろ出る時間ですよ」の声。
自分の子供の時はどうだったかな・・・
長くお風呂に入っていたいとは思わなかっただろうな、とにかくルーティンワークのように、やることをこなすことに一生懸命だった気がする。
その時には余裕がなかったけれど、もっと子育てを楽しんでおけばよかったなと思う。
今は、孫の成長とゆっくり流れる時間を楽しみたい!