麦わら帽子にサンダル履きで、ジャブジャブと川の中に入っていく。
川虫を付けた延べ竿を振込、前後に動かす。
手元にブルブルとした感触が伝わると銀色に輝く小さな魚が釣れてきた。
子供の頃、夏になると川遊びに行った思い出。
今は・・・
コットンハットにウェイダー、ウェイディングシューズを履いて、そろりそろりと川の中に入っていく。
フライ(毛ばり)を付けたラインをリールから引き出し、ゆっくりとキャスティングする。
フライが扇型に流れきる寸前にブルブルとした生命感が伝わってくる。
ゆっくりとラインをたぐりよせると、夏色に化粧したオイカワがネットに収まった。
今も昔も、婚姻色のオイカワを見ると、夏の訪れを感じる。