「自分の部屋が欲しいな~」
来年小学校になる長男の一言。
家族も4人になり今のアパートも狭くなってきたので何とかせねばと思い、家を買うか!と一大決心。
環境の整備されたところが良いと思い、当時人気だった住宅都市整備公団の分譲地公募に何度も応募したが、落選。
最後の公募は次点で、キャンセルが入ればと期待したが、ダメだった。
そんな時、その町に新築マンションの分譲が開始されることを知って、モデルルームの見学に行った。
気に入って分譲に応募したが、希望者多数で抽選の結果落選。
抽選会場で、落選結果を聞いた長男は、泣きだしてしまった。
最後の望み、2棟目の分譲に応募、係の方が泣き出した長男を覚えていたようで、希望した部屋は抽選倍率が高いため、他の部屋を勧めてくれた。
おかげで当選!
そして、契約へと・・・
何千万円のローンを抱えることになり、不安はあったけれども、これからの新しい生活への期待と、家族の笑顔で頑張れる気がした。
しかし、このマンションに住んでから4年で転勤になってしまい、単身赴任生活を11年も送った。
自宅に戻れば子供たちはみな巣立った後・・・
よりどころとして家族の成長を見守ってくれたこの家。
たくさんの想い出をつくってくれたので、安い買い物だったかもしれない。
今週のお題「人生で一番高い買い物」は家です。