午前6時、バイパスを一生懸命に走るクロスカブ。
県道に入り北上すると、空気が冷たくなってきた。
天気予報では、最高気温が24度まで上がる予報だ、たぶん里川のヤマメは8時頃から朝食タイムになり、ライズが始まるだろう。
目的の里川に着くとカゲロウが舞っていた。
太い流れと細い複数の流れがぶつかる瀬のひらきで水面に変化が・・・
水面をよく見ると、「ライズリングだ!」
朝食の邪魔をしないように遠くから静かに近づく。
何を捕食しているのか確認できなかったので、グレーのダン(亜成虫)を模したフライを結ぶ。
ライズしている対岸ギリギリの流れにフライを送り込むと、「ピシャッ」とヤマメが反応。
「一発じゃないか!」と喜んでラインをたぐりよせると、キャッチ寸前のところで逃げられてしまった。
そして、ライズも消えてしまった。
しばらくポイントを休ませていると、再びライズが始まった。
今度も、大胆に水しぶきをあげてフライをくわえた。
慎重にラインをたぐりよせると、ネットの中に綺麗なヤマメが横たわった。