モネ、ルノワール、セザンヌなど、おなじみの西洋画家の作品が並ぶ中、モノクローム写真のような風景画が目に留まった。
作者は、ヤン・ファン・ホイエン、作品名は釣り人のいる川の風景。
作品に見いていると、「なるほどね、釣りとか川とか付くものが好きだね」と妻からのご指摘が(笑)
付き合いで見に来た企画展だが、一つ収穫があったなと思った。
西洋絵画企画展を一通り観覧した後、コレクション展示室へ・・・
そのオートバイは、フロアーを占領するかのように猛々しいエネルギーを放っていた。
何で作られているのか近づいて見ると、ダンボールで作られている。
ナンバープレートには、SHINOHARA 25HOWARDと入っている。
マッドマックスの映画から抜け出してきたようなオートバイは、空冷2サイクル2気筒エンジンのよう、サイドカバーにGTの文字、「もしかしてSUZUKIのGT380をモチーフにして作ったのか?」
写真撮影NGの表示が無いので、係の方に
「すいません、この作品が気に入ったので写真撮ってもいいでしょうか?」と図々しく尋ねる。
「申し訳ございません、数が無いので置いておかなかったのですが・・・」と、恐縮して写真と作品説明が入ったカードを渡された。
当然だが、美術館で写真撮影はNG、しかし作品の迫力に後押しされて聞いてしまった。
カードには、篠原有司男1932年- モーターサイクル・ママ1973年とある。
作者がニューヨークに渡った時に見たハーレー・ダヴィッドソンをモチーフにして制作されたらしい。
作者は現在89歳になるが、ニューヨークを拠点に活動しているとのこと。
この作品から放たれるエネルギーそのままに・・・