歳を取ったらタンパク質を摂るために、肉を食べたほうが良いと聞きますが、私は小学生の頃、肉が大嫌いでした。
肉嫌いの母が作る、豚肉と糸こんにゃくを甘辛く煮た、すき焼き風のものは、固くて噛んでも噛んでも飲み込めず嫌でした。
また、給食のけんちん汁や、鯨の竜田揚げなんかも同じく嫌いでした。
肉料理というとその程度しか知らなかったため、肉は”美味しく無いもの”とずーと思って来ました。
TVで、”はじめ人間ギャートルズ” を見ると、マンモスの肉を美味しそうに食べているのが不思議でした。
こんな自分に初めての転機が訪れたのは、TVコマーシャルでマルシンハンバーグを知った時でした。「マルシン、マルシン、ハンバーグ」というやつです。
白い油紙のような袋の中にラードのような固まりがついたパテが入っているやつで、
これを、フライパンで焼いて、トマトケチャップをかけて食べるのが美味しいんです。
ここからハンバーグが大好きになり、週に1回は食べていましたました。
そして、次の転機は高校生になりアルバイトを始めた頃です。
バイクに乗り始め、行動範囲が広くなると、友達と外食することも増え、定食屋で食べる生姜焼き定食にはまりました。
就職してからは、焼き肉にステーキと肉が大好きに・・・
そして、馬刺しでお酒を・・・
置かれた環境で食の好みは変わるのですね。
まあ、料理の上手い下手にも関係するのでしょうが・・・
年齢を重ね、食の量は減ってきましたが、そのぶん美味しくて体に良いものを食べたい!
ローストビーフや、タン塩、ヒレ肉など最近はさっぱり系のお肉が好みです。